医療法人恕泉会リハビリテーション病院すこやかな杜

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟

 平成12(2000)年に誕生しました「回復期リハビリテーション病棟」。当院は全ての病棟を「回復期リハビリテーション病棟」とし、命の危機を脱してもまだ医学的・心理的サポートが必要な時期の患者さんを対象に受け入れ、自然回復を促す環境をつくり、多くの医療専門職がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施しています。心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟なのです。

入院対象患者

1. 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後の状態または義肢装着訓練を必要とする状態で、発症後または手術後2ヶ月以内の患者さま

2. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または二肢以上の多発骨折の発症後または手術後の状態で、発症後または手術後2ヶ月以内の患者さま

3. 外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態で、発症後または手術後2ヶ月以内の患者さま

4. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靱帯損傷後の状態で、発症後または手術後2ヶ月以内の患者さま

5. 股関節または膝関節の置換術後の状態で、発症後または手術後2ヶ月以内の患者さま

当院の目指すところ

当院の目指すところ

『障害があっても、自分らしい新生活のスタートが切れる』
〜失われた機能があっても、できることがあることに気付ける〜

 私たちは、入院患者さまが退院後その方にとってあたりまえの生活がおくられるようにと考えて取り組んでいます。しかしながら、回復期リハ病棟への入院期間内で患者さまの抱える多くの問題を全て解決することは難しいことです。当院での入院期間は、人生の通過点です。回復期リハ病棟では、機能・能力の最大限の回復という直接的な関わりは勿論、障害を抱えながらでも自分らしい生活が営めるように不安に立ち向かえる関わりが必要であると捉えています。 

 退院後の生活に向けての取り組みを、患者、家族、スタッフが共有し実践することで成果に繋げていきたいと考えています。「その人の人生の中で、すこやかな杜に入院して良かったと思っていただける回復期リハ病棟になりたい」と思い取り組んでいます。

サポート体制

 すこやかな杜は、開院当初から「協働」をテーマに取り組みを開始し、担当者での話し合いの場を多く設けることが不可欠であると、各病棟の仕組みを多職種混成の2チーム制としています。

 患者さまの在宅復帰に支障となる課題は一様ではなく、今までのような同一職間の検討や目標設定では、退院後の生活をイメージすることよりも症状への対症療法に目が向きがちで課題解消には至らず、患者さまやご家族のニーズに応えることが困難でした。患者さまの退院後の生活イメージを共有し、その姿に近づけるために各職種がその専門性を生かせる体制を目指しました。

回復期リハビリテーション | 医療法人恕泉会 リハビリテーション病院 すこやかな杜 

 リハビリ科は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士混成のチーム、病棟看護部門も看護師、ケアワーカーらで職種混成のチームを形成し、それを合わせた大きな多職種混成のチームで各病棟運営を行っています。担当者間の検討会を毎日実施し、患者状態を把握するだけでなく、退院後の生活に繋げるためのリハ・ケアプラン立案にむけて取り組んでいます。

 患者さまの退院後の生活イメージが共有できるようになり、入院中頻回に実施するご家族との面談や退院後に介入するサービス事業所との担当者会らでも検討内容が生かされ、患者さまへの具体的なアプローチが可能となっています。

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