また、当院では、リハビリテーションを中心としたサービス提供を心がけております。「診療棟」と渡り廊下で繋がれた「リハビリ棟」や「言語棟」にて、専門スタッフが、日本家屋の特色を生かし、ご自宅の内容を想定した状況下において、歩行などの基本動作や食事をはじめとする日常生活動作の習得、コミュニケーションや摂食・嚥下訓練にいたるまで、幅広い支援を行います。
将来的には、地域に根ざし、内田グループの協力機関としての役割が全うできるような医療・福祉施設作りを考えております。
春野へあじさいを観賞しに足をお運びの際には、ぜひ当院へお立ち寄りになってください。
次に、信頼関係の構築ですが、こちらは一朝一夕でできるものではありません。例えば、平素より患者様の全身管理を行う中で、当院の内科にかかっていれば、必要な検査は時期が来れば医師から提案があり、結果治療が必要な場合であれば、適切な外来治療が受けられる。また、外科的治療が必要であっても、その病気に精通する外科病院を紹介、外科的治療終了後は、当院で経過をみていく。こういった、日常診療の地道な繰り返しの中で、皆様方との信頼関係の構築ができればと考えている次第です。
この安心と信頼に基づき、皆様に愛される病院作りを目指していきますので、今後とも「すこやかな杜」をよろしくお願い申し上げます。
「すこやかな杜」という病院名は、病院らしくないやわらかな響きが印象的です。その印象にたがわず、病院としてはめずらしい木造の建物、周囲の植栽により、暗い雰囲気になりがちな病院が、落ち着きのあるやわらなでいやされる空間を作り上げています。
春野地区には大きな医療機関(高次医療機関)がないため、市内中心部まで通院されておられた患者様も多いと聞きますが、みんながみんな大きな病院に行く必要はありません。むしろ、大きな病院に常時通院する必要がある方はごく少数です。高次医療機関とはその名のとおり、高次元の検査、治療が必要な場合に受診する病院です。では、いつ高次医療機関を受診すればいいのか?それを見極め必要なときに紹介するのが地域診療を担う我々の役目であります。緊急入院が必要で無い患者様の大半は当院の外来でほぼ対応可能です。残念ながら、当院での対応不可能で、高次医療機関に紹介が必要と判断いたしましたら、すぐに紹介いたしますので、日常診療は安心して当院におまかせ頂ければ幸いです。